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アメリカのノースカロライナにあるベース専門店Bass Violin Shopに凄いベースが入荷していました。
1935年頃の、Abraham Prescottのベース!
19世紀のアメリカを代表する製作家。日本では情報が全くない楽器ですが、スコット・ラファロが使っていた製作者の楽器といえば分かりやすい。しかもこれはスコット所有だった楽器と同じブセット型。
お値段55,000ドルですがそれだけの価値はあるでしょう。
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アメリカのノースカロライナにあるベース専門店Bass Violin Shopに凄いベースが入荷していました。
1935年頃の、Abraham Prescottのベース!
19世紀のアメリカを代表する製作家。日本では情報が全くない楽器ですが、スコット・ラファロが使っていた製作者の楽器といえば分かりやすい。しかもこれはスコット所有だった楽器と同じブセット型。
お値段55,000ドルですがそれだけの価値はあるでしょう。
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最近やっているローコストで時短のネック塗装方法の忘備録。
以前は最初の目止めとしてアサヒペンのウッドプライマーを使っていたけれど、毎回ネックやボディにそれぞれしっかり吹き付けるとそれなりの消費量になるため、手間と製作費の倹約を兼ねてオイルを使うようになった。
以下現在の手順。
最近何かと話題のヘイト企業Fenderがモータウンのレジェンド、James Jamersonのアーティストモデル出すって。
で、Fender公式動画コメント欄も荒れに荒れまくってます。
オーバースタンドとは、ボディからネックが突き出している長さ(高さ)のこと。
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| ※ネックジョイントの指板下から表板までの距離 |
ヴァイオリンやコントラバスでネックリセットというリペアがありますが、その作業の意味としてはネックの再接着や角度自体を修正する、という内容だけだと思っていました。
実際はネックの突き出し長さも変更することで、ハイポジションの演奏性や、駒に掛かる弦の圧力をコントロールする、という意味合いもあり、非常に重要な調整であることを最近知りました。
Upton Bassがアップしていたブセット型のコーナーの作り方動画。
一般的なヴァイオリン型のコーナーはブロックの頂点で板を継ぐので曲げ板を作るのはそこまでも難しくない。
ブセット型は“こぶ”があるため一度大きな弧を作ってから反対方向に曲げ直す必要があるので手間が掛かるということ。
ちなみにこの動画で作っているのはスコット・ラファロの愛器で有名なPrescottのコピーです。
気まぐれで楽器をたまに作っています。趣味ですが。
コロナ禍で仕事がなくて暇なときに「これくらいなら自分でも出来るだろう」と思いつきで始めた楽器製作ですが、なんだかんだでこれまでにギターとベースを合わせて計12本作りました。その殆どの所有者がミュージシャンで、今も様々な音楽の現場で活躍しています。
そのうち、半分くらいはいわゆる汎用デザイン(ST, TL, JB, PB)の楽器です。もう半分は図面を引くところからのオリジナル設計の楽器です。
例えばこういうやつですね。
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| TinyFlower5はオリジナル設計の1号機 |
自由に赴くままに、がモットーですし見た目は市販品と比べたら素人っぽいとよく言われます。(見た目が気になる人はマスプロダクトでいいと思います)
その代わり、大事な部分はしっかり作っています。主にネックの強度と音色ですね。
演奏する環境・季節によって状態がコロコロ変わったり、チューニングしておくと弦の張力に負けて段々順反りになってきてしまう、ねじれる……というネックだと幾ら調整しても精度が出ませんし、演奏に集中できませんから。
エレキ楽器だとネックさえしっかりしていれば、残りの部分は調整や部品交換で好みにできることが多いです。ストラトキャスターなんかハリボテみたいな設計ですが、ネック周りで精度が出ていれば、ボディ側は電装系と調整次第で割と簡単にプロが使える楽器に仕上がります。
楽器の命であるネック材はここ数年かけて集めた硬いメープル材を使います。ある程度グリップの形に荒削りしてから、部屋の端っこや天井で更に1年くらいは放置します。そこである程度狂いをだしきり、剛性の上がる接着方法で指板を貼り、数十年後まで使える強靭なネックにしていきます。
あとは塗装は基本にニトロセルロース・ラッカーを使います。ポリ塗装は丈夫で便利だけどテカテカになりすぎるのが嫌いで、音もちょっとカチっとし過ぎるからです。あと使い込んでいくうちの“くたびれ”感が好きなのでラッカーで全部仕上げています。ここらへんはハナムラ楽器リスペクトですね。
思いつきで竹を削っています。
使う道具は鉋と鑿(のみ)だけです。電動工具は使ってません。
砥石の使い方も最近勉強し直しました。
先人の知恵が集まってなんとか形になりそうです。
竹を削ったり切ったりしていると仄かに甘い香りが漂ってきます。
ネック材に使われるメープルを削っているときの匂いとよく似た香りです。竹の中に溜まる竹水は甘いと言われていますし、硬い材は糖分が多いのかもしれません。
もう少し続く。
スチール弦のアコースティックギター。いわゆるアコギ。
父親が1980年に購入したもの。
数年前、作曲用のアコギを探していたものの、予算内で全く良いギターが見つからなかったので結局これを実家から送ってもらい、それ以来ずっと使っている。
2022年製。
2019年にプレシジョン型のベースを作ってもらってから、ハナムラ楽器の常連となりつつあった自分は、店を訪れるたびに「次はギターを作ってもらいたい」ということを花村さんに話していた。
しかし花村さんの楽器は安くはない、ある程度まとまった予算が必要だ。
そしてようやく2022年の秋頃、とある大きな仕事でそれなりの額のギャラを受け取った自分は札束の入った封筒を持って明大前のハナムラ楽器に向かい「最高のクラシックギターを作ってほしい」と花村さんに依頼した。
それで2ヶ月後くらいに出来上がったのがこれ。
スペックは以下の通り。
自分は手が小さいので一般的なクラシックギターよりもスケールはやや短く、ネックの幅も抑えめにしてもらった、花村さんはオーソドックスなスペックで作りたいと言っていたが(まあ面倒なのだろうと思う)、結局熱意ゴリ押しで1からオリジナルの特注品の仕様になった。
「最高のエボニー(黒檀)とホンジュラス・マホガニーで特注ネックを作ったら100万くらいになる」と説明を受け、予算上限がやや怪しくなる中「ほかに銘木というと、チークがあるよ。これはすごく指板に良いし安い」と代案を考えてもらった。
チークはギター用材としてはかなりマイナーであるものの、歴史的に見ると銘木扱いで三大銘木に数えられるときもある。油分を多く含み、硬く、狂いが少ない。東南アジアでは船の材料として重宝されてきた木だ。なので耐久性という意味では確かに良さそう、と思い指板はチークに決定した。
ネック材はおまかせしたが、結果的にアッシュになった。ベースのブティック・メーカーがアッシュネックを作ることは稀にあるけれど、クラシックギターでは世界で初めてなんじゃないかな。結果的に材も全体的にユニークなギターに仕上がった。
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| トップ材のスプルースは完全1ピース |
ちなみに花村さんは2025年に89歳で引退したから、これはもう最晩年の作品になる。
楽器の仕上がり精度は正直良くはない。見た目も不細工だ。が、音は本当に素晴らしい。
優しく深い音色で、かつそこまでボディは大きくないものの音量がしっかり出る。新作のクラシック・ギターでは高級品でも出ない音が簡単に出てくる。(いつかナイロン弦ではなく本物のガット弦を張りたいと思っている)
見た目はひどいギターだが『花村節』が全開のギターだ。最高のクラシックギターには間違いないと思う。
知り合いの“たりきこうぼう”でフレットとナットのすり合わせ&再接着だけしてもらって、それ以外はオリジナルのままだ。以後演奏面もこれといって問題ない。ピッチも合う。
入手以来色々なシチュエーションで使っていて、最近だと『Melancholy Irises』のレコーディングで使った。ライブで直接自分が弾くことは少ないけれど、友達に貸すことも多い。
言うまでもなく一生物の楽器だ。
自分が死ぬ頃には誰かに託したいと思います。
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| GRL510-12C |
Gotoh製の最新軽量ペグGRL510シリーズの現物を入手できたので、国内初、というか恐らく世界で最速のレビューをしたいと思います。
まず前回までの前置き説明はコチラから。
要はHipshot Ultraliteシリーズと互換性があるのでは、と思われていたGotohの新商品です。
今回取り寄せたのはGRL510-12Cです。
取り寄せは1ヶ月ほど掛かりました。
型番の12はペグのポスト径(mm)を表します。Cはチューニングキー(つまみ)の形状で、クローバータイプであることを表します。12mmポスト仕様はいわゆるFender系互換サイズになります。
コントラバスはヴァイオリンほどでないにしろ歴史と伝統のある楽器なので歴史上で有名な名器(ボッテジーニ愛用のテストーレなど)は数々あるのですが、やはり『ちょっと謎に持ち上げられすぎじゃない?』っていう製作者やブランド(ラベル)も結構あります。
コントラバス(ウッドベース)ってwebに日本語の有益な情報がない(数が少なすぎる)ので、一部の発信者が書いた極端な意見や感想が実態として流布されがちなんですよ。販売店の在庫データもsoldするとすぐに消えてしまう。自分が色々な実体験を書き残しているのも、情報源が増えて欲しいという側面があります。
例えば、ベース界におけるJohn Juzek(ジョン・ジュゼック)氏の楽器。
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| Walter Sandner 1987 |
1987年製。東西統合前の西ドイツ製のコントラバスです。
ラベルの製作者はWalter Sandner(ヴァルター・ザンドナー)。
いまドイツでヴァイオリンを作っているWalter E. Sandnerとは関係あるのかは分かりません。(子どもか親戚だとは思いますが)
当時はベースとチェロを中心に作っていた製作者みたいです。
ボディの形はいわゆるガンバ型で、ドイツの楽器では割とメジャーな形です。
後ろはラウンドバック。
木材は言うまでもなくオール単板ですが、いわゆるマイスターが作った一点ものの高級品ではなく、ちゃんと作ってある当時の量産品みたいな位置づけの楽器だと思います。同じドイツだとルブナーとか、エマニュエル・ウィルファーとかあのあたりのグレードというイメージですね。
材料も派手なものではないけれど全体的にうっすら虎杢が浮いている感じで、落ち着きのあるしっかりとした材が使われている。現代のドイツ製と比べたらだいぶ良い木が使われている。
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| 使い込まれたネック・ヒール |
40年近く弾き込まれてきた楽器なので、ニスはところどころ剥げてきていて、美品ではない。傷だらけだ。
この楽器は、お世話になっているアトリエハシモトさんの端っこに置かれていました。
中古ということで価格は今のドイツ製楽器の半分くらいの価格。理由を訊いてみると「それを弾いていた人がもう歳をとって音楽をやめるっていうんで、置物にしておくのも悪いからはやく売りたいんだって」とのこと。
当初はハンガリー製の120万くらいの楽器が最有力候補でした。(もともと弦長が短い楽器を探していて、その楽器は103cmくらいで条件に合っていた)現行のドイツ製やハンガリー、ルーマニア製などの楽器を色々と用意してもらい弾き比べて、その中から選ぼうと思っていました。
だけどこのザンドナーを弾いてみたら、ドシーン!と重たい低音が響いた。全然強く弾いてないのに、軽く指で弾いただけで、重く、大きな音が出る印象。
弦長が長いのか、ネックを押さえる左手が少し疲れて大変だったけれど、この音色が琴線に触れた。
ただその日は決めず、一旦帰って一ヶ月ほど冷静に考えました。
その後、ほかの候補を探すために別の楽器屋などに行ったりもしましたが、あの時弾いたザンドナーの音が忘れられず、寝ている間に夢にも出てきたりしたので、あの楽器を買おう!と決意して春先に買いました。(66年フェンダー買った時と同じだなこれ)
弦長短い楽器を探しに行ったのに、なぜか長い楽器が気に入って買ってしまったということ。アホですね。
その後ハシモトさんで軽く調整してもらいました。
ちなみにピックアップ(アンダーウッド)と弓ホルスターは前のオーナーがつけっぱなしの物がありましたが、今は自分のものに交換しています。
弦は購入時、ジャズのど定番トマスティック・スピロコアのライトゲージが張られていましたが、G弦(1弦)の金属的な響きが気になっていたので、ベルカントに変えています。弓(アルコ)も沢山使うし、綺麗な音が出したいので。
レコーディング、ライブ共にこれから活躍してくれることでしょう。
花側のペグ・プレートがキュート。
高価な楽器ではないけれど、自分に“合っている”気がしています。
とりあえず、新しい相棒と共に頑張ります。
次に欲しい機材は運搬用の自家用車かな。
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| 2025年初頭のすがた |
2020年に製作し、その後ライブとセッションでメイン楽器として使い続けてきたTinyFlower5ですが、今に至るまで数回のアップデートを繰り返してきました。
詳細は楽器のページで解説していますが、2025年現在はネック交換及び指板延長とピックアップの変更を含む大幅な改造を行い、製造当初の姿とは大きく異なっています。
去年から自身主催のライブをはじめ、ステージに上がる機会を増えつつ有り、それに伴って自分のスタイルも少しずつ変化しており、より演奏性を高めたいと感じていました。
ついでに5年間でだいぶ傷んできている塗装をやり直そうと考えていました。いわゆるリフィニッシュですね。
塗装をやり直すということはまず現在の塗装を一度剥がすということでして……木地の状態に戻すならば、躊躇っていたボディのリシェイプも行ってしまおう、ということになりました。
TinyFlowerのバージョン4へのアップデートです。
ユクゾッ...
ラノベタイトルではありません。
国産ギターパーツメーカーであるGotohこと後藤ガットから、新しいベース用ペグ(チューナー)が数点、ラインナップに追加されていることに気づきました。
今回はGotohのベース用ペグ、とりわけ軽量タイプに絞って、従来の既製品との比較や今回の新製品について少し解説したいと思います。
ユクゾッ…
パーペチュアル(Perpetual)は大手クラシック弦メーカーのピラストロが2021年に発売した新しいベース弦。
特徴は芯線がスパイラルコア、なおかつテンションが柔らかいということ。要はあのトマスティック・スピロコアと同じ構造。
スピロコアはピチカート向けの弦で、アルコで弾くと非常に金属的な響きがします。発音が早くロングサスティーンな音色はジャズで好まれて定番弦になっているけれど、特に高い弦に関しては“うなる”様な響きが強く、個人的にこの音質が苦手でした。(英語ではGrowlと表現される)
それゆえに高いG弦、D弦の2本だけ同社のベルカントを張ることで、バランスを取っていました。
ただベルカントは優しく柔らかい音質である反面、ピチカートで弾いた時のパワー感や音の立ち上がりはスピロコアよりもやや劣ります。良くも悪くも“嫌味がなく、優しくて丸い音”なのです。ベース単体で聴くぶんにはちょうど良いですが、アンサンブルに入るとやや埋もれがちかもしれない、という点がありました。
パーペチュアルはピチカートアルコもバランスの良い弦、と海外では既に評判の良い弦だったのでいずれ張り替える時はこれにしようと決めていました。
もうひとつの候補としては同社のエヴァ・ピラッツィも挙がっていましたが、こちらは実際に張ってある楽器を触った時に「かなりダークな音色だな」と感じました。自分の楽器ヴァルターザンドナーは中低域が濃くダークな音なので出音全体が暗くなりすぎる予感がしていたので、候補から外しました。