最近のネック塗装の忘備録。
以前は最初の目止めとしてアスペンのウッドプライマーを使っていたけれど、ネックやボディにそれぞれしっかり吹き付けるとそれなりの消費量になるため、手間と製作費の倹約を兼ねてオイルを使うようになった。
1)ネックの木地は600〜800番くらいまでで磨く。どうせあとでサンディングしたりするので傷をしっかり消すくらいの意識でいい。
2)目止めとしてワトコオイルを塗る。基本2度塗りで、まず1回目は“目止めの目止め”のようなイメージでたっぷり目に塗る。乾いたら余剰分を拭き取りつつ、荒い布か台所スポンジを使って木目に擦り付けるようにオイルを塗る。毛羽立ちが気になるならここでペーパー。
3)一日置いて、ベタつきがないようにしっかりネック全体を拭く。
4)クリアラッカーを吹く。通常は2〜3回重ね塗り。Fenderタイプのヘッド面はツヤがあったほうがそれっぽいので、多めに吹いておく。
5)ロゴのデカールが必要ならば貼って、クリアを更に2回ほど余分に吹く。
6)凹凸感を減らしたければ1000〜2000番のペーパーで磨く。
7)完成。
世間の売り物に並ぶ仕上げにしようと思わなければこれで十分だと思います。
自分の場合、長年ストックしていて使い切れていないワトコオイルを塗るので、塗装されたメープルネックはナチュラルカラーというよりはややアンバーな色になる。
フェンダーの飴色ネックは塗料にイエローの染料を混ぜたりしている訳ですが、下地にオイルを塗っておくと勝手にアンバーっぽくなるので“新作感”がほどほどに抑えられ、都合がいいです。
原油問題で塗料も高くなっているので、必要なラッカーがクリアラッカーだけならばだいぶコストが抑えられるし、手間も減る。
ラッカーは言うまでもないけどアスペンのラッカースプレー(ニトロセルロース・ラッカー)。
エレキギターの塗装は難しいと最近感じます。シェラックを使うアコギやヴァイオリンのほうが段階的な微修正が効くので簡単だと思います。
工業製品的な部分と手工芸品的な部分の絶妙なバランスで成り立っているので、完璧にやろうと思うとかえって粗が目立ち素人っぽい仕上がりになります。適度に雑なほうが外観的な調和が取れると思います。
難しいね。
おしまい。

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