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2025年9月2日火曜日

楽器紹介 Walter Sandner(1987)

Walter Sandner 1987


1987年製。東西統合前の西ドイツ製のコントラバスです。

ラベルの製作者はWalter Sandner(ヴァルター・ザンドナー)。

いまドイツでヴァイオリンを作っているWalter E. Sandnerとは関係あるのかは分かりません。(子どもか親戚だとは思いますが)

当時はベースとチェロを中心に作っていた製作者みたいです。

ボディの形はいわゆるガンバ型で、ドイツの楽器では割とメジャーな形です。

後ろはラウンドバック。

木材は言うまでもなくオール単板ですが、いわゆるマイスターが作った一点ものの高級品ではなく、ちゃんと作ってある当時の量産品みたいな位置づけの楽器だと思います。同じドイツだとルブナーとか、エマニュエル・ウィルファーとかあのあたりのグレードというイメージですね。

材料も派手なものではないけれど全体的にうっすら虎杢が浮いている感じで、落ち着きのあるしっかりとした材が使われている。現代のドイツ製と比べたらだいぶ良い木が使われている。

使い込まれたネック・ヒール

40年近く弾き込まれてきた楽器なので、ニスはところどころ剥げてきていて、美品ではない。傷だらけだ。


この楽器は、お世話になっているアトリエハシモトさんの端っこに置かれていました。

中古ということで価格は今のドイツ製楽器の半分くらいの価格。理由を訊いてみると「それを弾いていた人がもう歳をとって音楽をやめるっていうんで、置物にしておくのも悪いからはやく売りたいんだって」とのこと。

当初はハンガリー製の120万くらいの楽器が最有力候補でした。(もともと弦長が短い楽器を探していて、その楽器は103cmくらいで条件に合っていた)現行のドイツ製やハンガリー、ルーマニア製などの楽器を色々と用意してもらい弾き比べて、その中から選ぼうと思っていました。

だけどこのザンドナーを弾いてみたら、ドシーン!と重たい低音が響いた。全然強く弾いてないのに、軽く指で弾いただけで、重く、大きな音が出る印象。

弦長が長いのか、ネックを押さえる左手が少し疲れて大変だったけれど、この音色が琴線に触れた。

ただその日は決めず、一旦帰って一ヶ月ほど冷静に考えました。

その後、ほかの候補を探すために別の楽器屋などに行ったりもしましたが、あの時弾いたザンドナーの音が忘れられず、寝ている間に夢にも出てきたりしたので、あの楽器を買おう!と決意して春先に買いました。(66年フェンダー買った時と同じだなこれ)

弦長短い楽器を探しに行ったのに、なぜか長い楽器が気に入って買ってしまったということ。アホですね。


その後ハシモトさんで軽く調整してもらいました。

ちなみにピックアップ(アンダーウッド)と弓ホルスターは前のオーナーがつけっぱなしの物がありましたが、今は自分のものに交換しています。

弦は購入時、ジャズのど定番トマスティック・スピロコアのライトゲージが張られていましたが、G弦(1弦)の金属的な響きが気になっていたので、ベルカントに変えています。弓(アルコ)も沢山使うし、綺麗な音が出したいので。

レコーディング、ライブ共にこれから活躍してくれることでしょう。



花側のペグ・プレートがキュート。

高価な楽器ではないけれど、自分に“合っている”気がしています。

とりあえず、新しい相棒と共に頑張ります。


次に欲しい機材は運搬用の自家用車かな。

2025年6月25日水曜日

三行日記を始めます。

特定の時期を振り返った時、記憶を失ったのではないかというレベルで何をしていか、というのが思い出せないことがあるので、忘備録を兼ねて本日より三行日記を書こうと思います。

三行日記とは文字通り三行だけの日記です。このフォーマットを選んだのは、割と何もない日が続いても、とりあえず何か書ける気がするからです。(無理にボリュームを考えなくていい)

本日の三行日記

・M3秋申し込みました。

・最近はよく眠れてます。

・ラム肉食べたい。

2022年7月6日水曜日

鶏とトマトクリームのパスタ(覚え書き)



某弓削シェフのレシピ見て思いつきで作ったらまあまあ美味いものが出来たので忘備録。

自分はパッパルデッレで作りましたが太めのパスタなら何でもいいです。


2022年4月19日火曜日

年度初めの近況

不定期機材レビューくらいしかエントリがなかったので、twitterを観測していない人には普段何をやっているか全く分からないと思うし、近況とかを書こうと思います。


2021年9月19日日曜日

2回目のワクチン接種

前回の摂取から4週間が経ち、2回目のワクチン(モデルナ)接種をしてきました。

その後の経過を参考までに記します。


摂取直後:腕が一瞬ピリっとするような痺れあり

接種後6時間:一回目同様、左腕が軽く腫れて動かしにくくなる。

接種後12時間:翌朝起きると、インフルエンザに罹った直後のような強烈な寒気あり。その後しばらくして発熱。身体全体に倦怠感。

接種後24時間:翌日の夜。発熱は続くが、解熱剤や痛み止めを飲んでいる間は治まるような状態。

接種後48時間:翌々日の夜。熱は平熱にもどり、腕が若干腫れている程度。

接種後72時間:ほぼ元の体調戻る。


持病なしの標準的なアラサーがワクチンを打った記録ですので心配な方は参考にしてください。

午後〜夕方で接種した場合は、ワクチン接種の翌日に強い副反応が出る人が多いみたいです。肉体労働メインの人は翌日、翌々日は仕事を休んだほうがいいかと。元の体調に戻るには丸二日ちょっと掛かったという体感だったので。

薬に関しては解熱剤(アセトアミノフェン系)とは別に痛み止め(ロキソプロフェン系)があると翌日の熱や頭の重さがだいぶ楽になりました。(2つとも併用できるので組み合わせること)ご参考までに。


2021年8月19日木曜日

新型コロナウイルスのワクチンを接種しました

脅威的な勢いで感染者数が爆発している新型コロナウイルスですが、自宅からほぼ出ない生活とはいえ流石に一抹の不安を感じ、ワクチンを打って万全を期したいという気持ちでした。そんな中、やっと自治体によるワクチン接種の予約が取れたので本日(8/19)接種してきました。

ワクチンの接種券自体は割と早めの段階(6月)に届いていましたが、7月までは基礎疾患のない50代以下の人はほぼ接種を受けることができませんでした。市内で優先してワクチンを打てた人は主に60歳以上の高齢者か基礎疾患のある人で、会場の枠が空いていたとしても一定年齢以下の予約自体ができないようになっていました。

しかし8月になると、接種可能な年齢や条件が大幅に引き下げられ会場の接種枠が空いていればほぼ誰でも予約可能になりました。そこでなるべく早くということでウェブ経由で本日の夕方を指定予約しました。まあこういうのは、早いに越したことないですしね。

忘備録(防備録)を兼ねてここに記します。


2019年12月15日日曜日

それは約20年前のこと

そういえば当時は人工芝こんな色でしたね


約20年ほど前の話になります。


2019年9月15日日曜日

完成! 花プレシジョンベース

ハナムラ楽器の花村さんにお願いしていた楽器が完成しました!
(といっても、完成したのは既に一月ほど前だ)

花村さんのポリシーについては前回・前々回のエントリーを参照して頂きたい。

ではさっそく、完成したベース“花プレシジョンベース”を解説していこう。


2019年9月3日火曜日

僕とハナムラ楽器 フルアコベース邂逅編


前回の話>>僕とハナムラ楽器 序章


ハナムラ楽器に初めて足を運んでから数年が経ち、直接訪れることはなくともその関心が途絶えることのなかった僕はハナムラ楽器のホームページを定期的にチェックしていた。

時系列はここでつい最近になる。


2019年9月2日月曜日

案外、あっけないもの

早いもので、今日で30歳になりました。

特段何も変わることはないですが、今後ともよろしくお願いいたします。


2019年9月1日日曜日

僕とハナムラ楽器 序章

京王線明大前駅の近く、けやき通りに知る人ぞ知る秘境がある。

創業半世紀の楽器屋、ハナムラ楽器である。


2019年8月18日日曜日

帰ってきて1日で熱中症になりました

更新サボってすいません。

昨日まで少し遅い盆休みで群馬の実家に帰ってました。

湿度は凄いけど気温自体は 東京より涼しい感じ……山奥なので。

ただ帰ってきた次の日にいきなり熱中症になりました。

仕事の終わりに行ったバーの空調が壊れていて、店の中なのに外と変わらないくらい暑かったのが原因のようです。氷で首を冷やしてなんとか回復しました。

外がかなり暑いので気をつけよう。



2019年6月6日木曜日

一ヶ月くらいブログ書いて気づいたこと

先月ブログをちゃんと書く宣言をしてから一ヶ月ほど経ちました。

5月のエントリは7本。
週1くらいで…と思っていたので、ようやっとるほうだとは思います。

で、割とよく更新していた時期でも投稿が途切れ途切れになっていた以前と比べて、最近はブログを書くときに何が変わったかというのを書き出してみます。


1. 思いついたときに書く


これは文字通りですが。
思いついたときに書く。割とそのときの勢いが大事。


2. 好きなことを書く


これも大事ですね。
義務感で書くと続かないので思ったように書く。
あと別に内容が薄かったり短くても別にいい。
終わり方がわかんなかったら、ドアラみたいに「何かしら頑張ろう」で無理やり終わらせる。


3. たくさん書くネタがあるときはためておく


パッと書きたいことが複数あったときは一気に書きますが、連続で投下しないで、ストックしておきます。最近だとスピーカーとかアンプ製作のネタとかですね。そうすると何も書きたくね〜っていう期間になったときでもストックを投下することでエントリの間隔が空きすぎることがない。

エントリの途切れをなくすことで気力の途切れをなくす、これが大事。



こんなところですかね。もちろん今月はどうなるか分かりませんが。
まあ続けてみようと思います。

何かしら頑張ろう。

2019年5月15日水曜日

ちゃんとブログ書こうと思った話

春先頃からでしょうか。ものすごく人生における“死”や“終わり”を意識するようになりまして「人っていつ死ぬか分かんないしな。何やってた人間かわかるくらいには情報残しとこう」と思うようになり、前よりもブログたくさん書こう!と思いました。

まあ具体的に言うと、死んだあとに辞世の句がtwitterに垂れ流しにしている野球実況とかだったら虚しいじゃないですか…笑

いや別に、今の所生死に関わるような重篤な病気している訳ではないし、親も元気なんですけど。年齢も20代が終わりに差し掛かり、周りを見ると結婚したり子どもが生まれた人も居れば、親が死んだり家督を相続したりする人も居る訳で。色々なことを考えるようになったのだと思います。


2019年5月6日月曜日

令和初日




令和初日に群馬に超スピードで帰りました。
そして実家にデカいスピーカーを置きました。

今はただのリスニングルームですが徐々に仕事できるようにする予定です。(おしまい)

2019年2月13日水曜日

年が明けて、最近のこととか

去年買った古いVictorのプレーヤー


年末作業に追われていたら2018年を振り返る暇もなく年が明けてました。
そして一ヶ月以上経ってました。
あけましておめでとうございます。

一応先月ブログは更新しているので近況が全く不明っていう訳ではないと思いますが大晦日から年明けて今日まで普通に家で仕事し続けているっていう感じですね。ほどほどに忙しさもあり……まあ仕事あるだけマシですね。こんなご時世なんで。

頭で色々考えていることなどを羅列してみます。


2018年12月3日月曜日

ここ2ヶ月くらいのこと

ご無沙汰です。

もうアルバムは20枚くらいしかないです


タイトルの通りで、まず先々月はM3がありました。新譜は結局作れなかったですけど、まだしぶとくサークル参加しています。なんかイベント出るのやめたらそのままフェードアウトしてしまいそうで。まあ惰性で出ても良くないなとは思う部分があるんですが。

でも、流石に売るもの(CDの在庫)なくなってきたなあ…。
何か考えないと。

自分の音楽は全然ですが、家にスタジオも作ったというのもあって人の音楽はちょくちょく手伝いしています。M3秋では、FROZEN QUALIAさん夢乃ゆきさんのCD収録曲のヴォーカル録音をさせて頂きました。2つとも同じ日に連続して録ったのですが、なかなか良い音で録れたのではと思います。興味のある方は、通販などもあるようなので是非入手してもらえればと思います。

夢乃さんは普段から仕事で歌ったりしているような方だったので、ヴォーカルの音作りもバシっと決まって非常にやりやすかったです。やはりある程度しっかり声量を出してマイクをドライブできないと良い音って出ないので。(このへんの話はあとでちゃんとまとめたいなあ)


あと仕事で奥日光の中禅寺湖という場所に行きました。
標高が1000m超えの場所なんて久々すぎて…完全に観光地ですが、音響系の仕事です。

山の奥のほうの滝(名称失念)


10月の初旬くらいだったから、紅葉が始まりかけぐらいでしたが寒すぎても外出る気がしないのでまあちょうどよかったのかなと。仕事は滞在2日目にささっと終わってしまい、その週末まで滞在するなら居ても良いと言われていましたが、山の上はやることがなさすぎて結局3日目には帰ってきちゃいました。

栃木自体超久々でしたが北関東だけあって宇都宮あたりまでの雰囲気は群馬に似てますね。でも群馬と比べると空気がジトっとしている気がする。あと古河電工の工場がかなり山奥のほうにあることを知る。ここでPCOCCも作られていたんですねえ。

あ…日光行ったのは時系列で言うとM3より前ですね。この二週間くらい後にM3。


11月は仕事のほうが割と忙しくて割と家に篭りきりで作業作業…とやっているうちに一ヶ月あっという間に終わったような……。

あ……つつじヶ丘に餃子の満州ができました。定食系メニューは王将と比べるとイマイチですが単品でも売っている餃子はウマいです。おかげで自炊頻度下がりました。水曜日と土曜日が特売の日です。

なんやかんやで今年もあと一ヶ月です。
年末ジャンボは買いません。明日の自分はどっちだ……。

2018年9月13日木曜日

水餃子づくり

最近餃子を作るのにハマっている。

数ヶ月前、仕事がてら訪れた八幡山の餃子館という店で食べた水餃子が非常にうまかったのです。

一口に餃子といっても、焼餃子と水餃子がある。日本だと餃子というとポピュラーなのは焼餃子だ。中華料理だけではなく飲み屋やラーメン屋でも食べることはできる。

基本的に焼餃子は作り方さえ間違えなければマズいということはほぼない。いまは技術の進化により冷凍餃子もそこそこ美味い。(あの水も油も使わないやつは感動する)しかし、ずば抜けて美味い!という餃子は店でもあまりないとは思いませんか。僕は思います。

誰が食べても美味い!と唸らせる餃子は作れないものか。そう思っていたときに先述の餃子館で美味い水餃子を食べたので、焼餃子ではなくオリジナルの餡を使ったうまい水餃子を作るべきだと思いました。

その後レコーディングや仕事の合間に餃子を作りまくること約数週間。一週間のうち4日は夕食が餃子という事態になってしまいましたが、これも研鑽の過程ですので致し方がありません。その試行錯誤の中で自分が編み出したレシピを公開します。


2018年6月9日土曜日

1Q-2Q 2018

音沙汰ないですね。非生産的な日々を過ごしています。
おかげさまでといいますか、家業はそこそこ忙しいです。

近況ですが、やっとスタジオに専用の冷房が入ることが決まりこれからの暑い季節をやっと乗り越えられそうです。これから快適になる予定です。


唐突な話ですがスピーカーを作りたい衝動に駆られています。

元々パワードじゃなくてパッシブのフルレンジ一発で音楽が聴きたい!というのを前々から言っていたんですけど、佐藤邸でMark Audioというスピーカーユニットの音を聴いてより一層その気持ちが強くなっています。このMark Audioは以前コイズミ無線にフラっと訪れたときに存在自体は知っており、メタルコーンが特徴なんですが素材由来のクセが非常に少なく、特性がフルレンジでもまっすぐ出ることと、13cmウーファーでも最低振動周波数が約40Hzと低域の再現性が高いところがポイントです。

ちなみに佐藤さんのシステムは塩ビ管を利用した特大エンクロージャーで低域を無理やり伸ばしたヤバいシステムでユニットの特性より更に10Hzくらい下まで出てました。これで映画とかアニメ見るとSEの振動で家が揺れるレベルです。まあこのエンクロージャーは異質すぎるので何の参考にもなりません。(僕がほしいのはごく普通のブックシェルフ型)

ユニット自体は設置条件を考えてAlpair10という13cmのユニットを使う予定です。ニアフィールドに丁度良いサイズなのと、モニター用としてもリスニング用としても兼用するのに良いバランスなので。一般的なパワードだと5インチよりちょっと大きいくらいのサイズになります。(Mark Audioはユニット自体が大きいのでウーファーの有効径より一回り大きくなる)問題はエンクロージャーをどう作るか。工作技術は素人なので、今はそれの算段をしている最中……といった感じです。

ちなみにパッシブですから当然パワーアンプも必要になる訳ですが、そのパワーアンプは既に設計してPCBを作るところまでは進んでいます(笑)。そこまで自分で作るのかとツッコまれそうだけどこの際やるなら全部DIYでやってみたいなと思います。

何かを作るときは、その製作過程を想像しているときが一番楽しいという感覚が久々に舞い戻ってきたような気がします。童心に帰った気持ちです。まあ一番の問題は、それをやっている時間が全然ないってことなんですけど……。