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アメリカのノースカロライナにあるベース専門店Bass Violin Shopに凄いベースが入荷していました。
1935年頃の、Abraham Prescottのベース!
19世紀のアメリカを代表する製作家。日本では情報が全くない楽器ですが、スコット・ラファロが使っていた製作者の楽器といえば分かりやすい。しかもこれはスコット所有だった楽器と同じブセット型。
お値段55,000ドルですがそれだけの価値はあるでしょう。
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アメリカのノースカロライナにあるベース専門店Bass Violin Shopに凄いベースが入荷していました。
1935年頃の、Abraham Prescottのベース!
19世紀のアメリカを代表する製作家。日本では情報が全くない楽器ですが、スコット・ラファロが使っていた製作者の楽器といえば分かりやすい。しかもこれはスコット所有だった楽器と同じブセット型。
お値段55,000ドルですがそれだけの価値はあるでしょう。
これ、某ヘイトフリマサイトに出ていた楽器。
説明文が滅茶苦茶です。オールド関係ある??
まず、19世紀以前のオールドならばこの形ではフラットバックになっていないとおかしい。(この楽器は典型的なラウンドバック)
普通に60〜80年代くらいに多いドイツ量産楽器の特徴。ペグは割と最近のルブナーだし、ニスもドイツ製の量産楽器に多いタイプ。ボタンの造形もいわゆるオールドとは違う近代的な形。
詳しく書くと長くなるので省きますが、量産楽器と職人一点ものって造形とか質感が根本的に異なります。このへんはちょっと目が肥えてくると遠目でも分かる。(良いとか悪いとかじゃありません)
オーバースタンドとは、ボディからネックが突き出している長さ(高さ)のこと。
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| ※ネックジョイントの指板下から表板までの距離 |
ヴァイオリンやコントラバスでネックリセットというリペアがありますが、その作業の意味としてはネックの再接着や角度自体を修正する、という内容だけだと思っていました。
実際はネックの突き出し長さも変更することで、ハイポジションの演奏性や、駒に掛かる弦の圧力をコントロールする、という意味合いもあり、非常に重要な調整であることを最近知りました。
Upton Bassがアップしていたブセット型のコーナーの作り方動画。
一般的なヴァイオリン型のコーナーはブロックの頂点で板を継ぐので曲げ板を作るのはそこまでも難しくない。
ブセット型は“こぶ”があるため一度大きな弧を作ってから反対方向に曲げ直す必要があるので手間が掛かるということ。
ちなみにこの動画で作っているのはスコット・ラファロの愛器で有名なPrescottのコピーです。
PrimuL'Atelierさんの楽曲『Lotus』でベースを弾きました。
10/26開催のM3-2025秋参加作品です。
アコースティック・ベース(コントラバス)を弾いています!
nayutaさんの歌と曲も良い感じなので是非聴いてください。
以下余談。
コントラバスはヴァイオリンほどでないにしろ歴史と伝統のある楽器なので歴史上で有名な名器(ボッテジーニ愛用のテストーレなど)は数々あるのですが、やはり『ちょっと謎に持ち上げられすぎじゃない?』っていう製作者やブランド(ラベル)も結構あります。
コントラバス(ウッドベース)ってwebに日本語の有益な情報がない(数が少なすぎる)ので、一部の発信者が書いた極端な意見や感想が実態として流布されがちなんですよ。販売店の在庫データもsoldするとすぐに消えてしまう。自分が色々な実体験を書き残しているのも、情報源が増えて欲しいという側面があります。
例えば、ベース界におけるJohn Juzek(ジョン・ジュゼック)氏の楽器。
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| Walter Sandner 1987 |
1987年製。東西統合前の西ドイツ製のコントラバスです。
ラベルの製作者はWalter Sandner(ヴァルター・ザンドナー)。
いまドイツでヴァイオリンを作っているWalter E. Sandnerとは関係あるのかは分かりません。(子どもか親戚だとは思いますが)
当時はベースとチェロを中心に作っていた製作者みたいです。
ボディの形はいわゆるガンバ型で、ドイツの楽器では割とメジャーな形です。
後ろはラウンドバック。
木材は言うまでもなくオール単板ですが、いわゆるマイスターが作った一点ものの高級品ではなく、ちゃんと作ってある当時の量産品みたいな位置づけの楽器だと思います。同じドイツだとルブナーとか、エマニュエル・ウィルファーとかあのあたりのグレードというイメージですね。
材料も派手なものではないけれど全体的にうっすら虎杢が浮いている感じで、落ち着きのあるしっかりとした材が使われている。現代のドイツ製と比べたらだいぶ良い木が使われている。
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| 使い込まれたネック・ヒール |
40年近く弾き込まれてきた楽器なので、ニスはところどころ剥げてきていて、美品ではない。傷だらけだ。
この楽器は、お世話になっているアトリエハシモトさんの端っこに置かれていました。
中古ということで価格は今のドイツ製楽器の半分くらいの価格。理由を訊いてみると「それを弾いていた人がもう歳をとって音楽をやめるっていうんで、置物にしておくのも悪いからはやく売りたいんだって」とのこと。
当初はハンガリー製の120万くらいの楽器が最有力候補でした。(もともと弦長が短い楽器を探していて、その楽器は103cmくらいで条件に合っていた)現行のドイツ製やハンガリー、ルーマニア製などの楽器を色々と用意してもらい弾き比べて、その中から選ぼうと思っていました。
だけどこのザンドナーを弾いてみたら、ドシーン!と重たい低音が響いた。全然強く弾いてないのに、軽く指で弾いただけで、重く、大きな音が出る印象。
弦長が長いのか、ネックを押さえる左手が少し疲れて大変だったけれど、この音色が琴線に触れた。
ただその日は決めず、一旦帰って一ヶ月ほど冷静に考えました。
その後、ほかの候補を探すために別の楽器屋などに行ったりもしましたが、あの時弾いたザンドナーの音が忘れられず、寝ている間に夢にも出てきたりしたので、あの楽器を買おう!と決意して春先に買いました。(66年フェンダー買った時と同じだなこれ)
弦長短い楽器を探しに行ったのに、なぜか長い楽器が気に入って買ってしまったということ。アホですね。
その後ハシモトさんで軽く調整してもらいました。
ちなみにピックアップ(アンダーウッド)と弓ホルスターは前のオーナーがつけっぱなしの物がありましたが、今は自分のものに交換しています。
弦は購入時、ジャズのど定番トマスティック・スピロコアのライトゲージが張られていましたが、G弦(1弦)の金属的な響きが気になっていたので、ベルカントに変えています。弓(アルコ)も沢山使うし、綺麗な音が出したいので。
レコーディング、ライブ共にこれから活躍してくれることでしょう。
花側のペグ・プレートがキュート。
高価な楽器ではないけれど、自分に“合っている”気がしています。
とりあえず、新しい相棒と共に頑張ります。
次に欲しい機材は運搬用の自家用車かな。
パーペチュアル(Perpetual)は大手クラシック弦メーカーのピラストロが2021年に発売した新しいベース弦。
特徴は芯線がスパイラルコア、なおかつテンションが柔らかいということ。要はあのトマスティック・スピロコアと同じ構造。
スピロコアはピチカート向けの弦で、アルコで弾くと非常に金属的な響きがします。発音が早くロングサスティーンな音色はジャズで好まれて定番弦になっているけれど、特に高い弦に関しては“うなる”様な響きが強く、個人的にこの音質が苦手でした。(英語ではGrowlと表現される)
それゆえに高いG弦、D弦の2本だけ同社のベルカントを張ることで、バランスを取っていました。
ただベルカントは優しく柔らかい音質である反面、ピチカートで弾いた時のパワー感や音の立ち上がりはスピロコアよりもやや劣ります。良くも悪くも“嫌味がなく、優しくて丸い音”なのです。ベース単体で聴くぶんにはちょうど良いですが、アンサンブルに入るとやや埋もれがちかもしれない、という点がありました。
パーペチュアルはピチカートアルコもバランスの良い弦、と海外では既に評判の良い弦だったのでいずれ張り替える時はこれにしようと決めていました。
もうひとつの候補としては同社のエヴァ・ピラッツィも挙がっていましたが、こちらは実際に張ってある楽器を触った時に「かなりダークな音色だな」と感じました。自分の楽器ヴァルターザンドナーは中低域が濃くダークな音なので出音全体が暗くなりすぎる予感がしていたので、候補から外しました。
・弓の毛を張替えに出しました。猛暑かつ雨の中出かけたので死にそうになりました。
・ここ2週間ほど、ほぼ毎日外出している。ここまで連続して外の用事が続くのは極稀だけれど、出不精な自分にとってはちょうどいいのかもしれない。