2026年8月5日水曜日

格安系ブランドの乱立時代について思うところ

2026年現在、低価格や超コスパを売りにした海外製楽器・音響機器ブランドが乱立しています。昔はこの手の代表格がベリンガーでしたが、最近は日本国内発の新興ブランドもかなりの数があるように感じてます。

そういう所の製造元は言うまでもなく中国・台湾・インドネシア・フィリピンあたりの近隣アジア諸国にある巨大工場だったりする訳ですね。

これ人件費あんのか?っていうくらい安く大量生産できたりします。そしてかつての安かろう悪かろうの時代も古くなりつつ有り、圧倒的コストパフォーマンスを持つような製品も増えつつあります。

※ちなみに現在ベリンガーのブランドを保有しているMusic TribeはMIDASやKRAK TEKNIK、TANNOYなど大量の音響製品ブランドを傘下にしている超巨大グループです。



昔と比べてネットと情報の普及によって、そういった海外の製造元と直接コンタクト取るのがすごく簡単になって、金さえあれば誰でも自分の手を動かさずにOEMを駆使して新興ブランドを興すっていうのが可能になりました。

国内で真っ当な事業を立ち上げるとすれば数百万は頭金が必要だと思いますが、最近は低価格OEMを駆使すれば予算50万くらいからビジネススタートできるレベルです。(このへんは作るモノの価格帯によりますが高価格帯はメリットないので安価帯という前提で)

そんな状況なのでコスパを売りにした格安ブランドに関しては参入者も多く有象無象が乱立する訳です。

このようなスタート資金が低価格で敷居の低いビジネスにはしばしば本業が全く音響と関係ないような怪しい会社が手軽な稼ぎとして市場に参入してくる場合もあります。amazonに大量無在庫出品されているブランド名だけ違う中華製品とかあれもそういう部類ですね。

言うまでもなくそういうところは経営が杜撰なので度々品質問題を起こしたりSNS上のクレームで炎上したりしています。息もあまり長くはありません。


少し前では、国内の技適を取っていないワイアレス・システム(普通に違法)を堂々とwebで販売していてSNSで大炎上したECサイト運営者も居ました。

該当の経営者は炎上を経てその後改心したみたいですが(正式に技適取ったみたいです)、当時気になって素性を調べると地方の怪しい個人会社で、それまでは音楽や音響と関連していた事業の経歴もないような様子で「金になるかも」と思って激安製品の通販に手を出していた会社のようには感じました。(本気でやろうとしてたらごめんね)

ほかには最近だと動画サイトのインフルエンサーが仕掛人となって爆安中華製ギターを大々的に宣伝しまくっているのもたまに見かけますね。恐らくああいうのも中国→日本に格安製品を発注することで代理店ビジネスをしたいと画策する新興業者とインフルエンサーがタッグを組んでいるのだと思います。国内で新規事業をやろうとすると金が掛かりすぎていまなかなか難しくなってますからね。


まあ話が逸れましたけれど、つまりは安いものって安いなりの理由があるし、恐らくそれはあなたが更に安く手にすることも実は全然可能で、消費者に見えてるのは売り手(中間業者)のブランディングだけだよってことです。

ネットではAIテクノロジーに対して礼賛的なコメントを書く人に対してAI驚き屋みたいな蔑称がありますが、なんか格安ブランド驚き屋みたいな人が多いなあと最近感じています。お前らいつもびっくりしてるじゃん。

製造元も自分でちょっと調べれば素性が分かるし誰でもできるレベルだから、よく調べて利用しましょうっていう話。そもそもアリエクで同じものが売ってないか確認はしよう。

令和のネット・リテラシーに思うところが色々ありつつ、まあ便利になるってこういうことだよなっていう時代の流れを感じる日々です。

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