2014年1月20日月曜日

Phonon SMB-02

久々にヘッドフォンを購入しました。

本当に久々で、それもそのはずで、今までずっと愛用していたAKGのK240Studio(オーストリア製)は6年間ずーっとメインで使っておりました。

しかし6年も使っていると度重なるパッドの交換はともかく、音を出すドライバーユニット自体が劣化し、最近は低音を再生するとビリビリと鳴ってしまい、メインで使うには耐えない状態になってきました。

録音用のモニターとしてSONY MDR-900STは持っているんですが、これはあくまでも演奏時のモニター用。ミックス時に使うメインのヘッドフォンがやはり不可欠なので新しいものを探すことに。

そこで購入したのが、PhononのSMB-02です。


(写真がなぜか縦向きになってしまった…)

Phononはまだ聞き慣れないブランドなんですが、以前知り合いが持ってるものをチェックさせて貰ったら思いのほか良くて…。

しかも自分は900ST以外で密閉型のヘッドフォンを導入するのは初めてなんです。

というのも、密閉型は個人的にミックス向きでないと思っていて、パッド部分で音が“たまる”ような印象を受けるんですね。中低域が抜けてこないというか。それゆえ最初の購入候補は同じAKGのK702とか、Sennheiser HD650とか全部開放型のヘッドフォンでした。

でもこのPhononは不思議と密閉型特有の音がたまる感じとかがなくて、周波数特性のバランスもとてもいい感じ。K240SはAKGらしい空気感というか目の細かい音の捉え方が好きだったんですが、低音がやや聞き取りづらいという印象もありました。

それに対してこのPhonon SMB-02は兎に角リニアリティが素晴らしいです。ローエンドからハイエンドまでしっかり再生してくれるし、変に150hzぐらいの低域が膨らんだりすることもないので、エンジニア向きのチューニングがされてるなと。

少し気になることがあるといえば、AKGと比べるとやや定位感(LR)が狭く感じることかな。ソースによっては左右の広がりの聞こえ方が少し変わってしまいます。逆にいえばそこを逆算しながらミックスすれば気になるようなところではないんですけどね。

装着感もきつすぎず、丁度いいので長時間のミックスでも疲れなさそうです。

しばらく鳴らしてみて音も変わりそうなので、この環境で次の曲を頑張ってみよう。

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