2019年6月23日日曜日

ユニットをAlpiar10Mに交換

先日MarkAudioのAlpair10Pを使って組み上げたスピーカー、ユニットを同じAlpairシリーズのAlpair10M(メタルコーンモデル)に交換してみた。




フレームの大きさは全く同じなので、ボルトを外すだけでそのまま交換できる。


Alpair10Mを装着!



率直な感想として、全体のバランスが非常に良くなった。


10Pと比べるとやはり低域がリニアに再生される。スペックで見るとユニット単体の最低振動周波数は10Pが約42Hzに対して10Mが38Hzとわずかに低いが、その数Hzの違いというよりはユニットそのものの素材・挙動の違いのように感じた。能率がやや高い10Pのほうがややソリッド、10Mは全体的にどっしりとふくよかに鳴る。

特に、10Pだとバスレフの共振周波数を目一杯まで下げた影響か、100Hz台が少し凹んでおり、中低域の質量感がやや不足しているように聴こえていた。それが10Mに交換することでまったく感じなくなった。恐らく低域特性が下へ広がったぶんうまく補えたということだと思う。

あと10Pには中高域にカサカサなる帯域、いわゆる紙っぽさが少し癖となって現れていた部分があったがそれも気にならなくなった。特性チャートで見るとメタルコーンである10Mのほうがやや高域が暴れているように見えるが、聴覚上はまったくそう感じなない。

ちなみにこのAlpair10Mは現在第3世代にあたり、何度か特性の改善がされているようで、以前のバージョンではマグネシウム合金由来の金属臭さもあったようだ。しかし前述の通り、今はそういった金属コーン的な癖も特に感じなく、ペーパーコーンの10Pよりもむしろ自然に感じた。

ひとまず気に入ったバランスに落ち着いたのでしばらくこの10Mで聴いてみようと思う。

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