2018年6月12日火曜日

コードで考えるメロディーの構築術

音楽レッスン出張のエントリです。(内容的には中級編)

グッと来る良いメロディーを作れるか、というのは音楽を作るうえで避けて通れぬ命題ですが、閃きに頼るだけではなくある程度方法論で構築してみようというのが今回の題材です。

もちろん前提条件としてメロディー単体だけではそれが優れているかどうかは評価できません。裏で鳴っているコードとの合理性がなくては良いメロディーにはならないからです。


2018年6月9日土曜日

1Q-2Q 2018

音沙汰ないですね。非生産的な日々を過ごしています。
おかげさまでといいますか、家業はそこそこ忙しいです。

近況ですが、やっとスタジオに専用の冷房が入ることが決まりこれからの暑い季節をやっと乗り越えられそうです。これから快適になる予定です。


唐突な話ですがスピーカーを作りたい衝動に駆られています。

元々パワードじゃなくてパッシブのフルレンジ一発で音楽が聴きたい!というのを前々から言っていたんですけど、佐藤邸でMark Audioというスピーカーユニットの音を聴いてより一層その気持ちが強くなっています。このMark Audioは以前コイズミ無線にフラっと訪れたときに存在自体は知っており、メタルコーンが特徴なんですが素材由来のクセが非常に少なく、特性がフルレンジでもまっすぐ出ることと、13cmウーファーでも最低振動周波数が約40Hzと低域の再現性が高いところがポイントです。

ちなみに佐藤さんのシステムは塩ビ管を利用した特大エンクロージャーで低域を無理やり伸ばしたヤバいシステムでユニットの特性より更に10Hzくらい下まで出てました。これで映画とかアニメ見るとSEの振動で家が揺れるレベルです。まあこのエンクロージャーは異質すぎるので何の参考にもなりません。(僕がほしいのはごく普通のブックシェルフ型)

ユニット自体は設置条件を考えてAlpair10という13cmのユニットを使う予定です。ニアフィールドに丁度良いサイズなのと、モニター用としてもリスニング用としても兼用するのに良いバランスなので。一般的なパワードだと5インチよりちょっと大きいくらいのサイズになります。(Mark Audioはユニット自体が大きいのでウーファーの有効径より一回り大きくなる)問題はエンクロージャーをどう作るか。工作技術は素人なので、今はそれの算段をしている最中……といった感じです。

ちなみにパッシブですから当然パワーアンプも必要になる訳ですが、そのパワーアンプは既に設計してPCBを作るところまでは進んでいます(笑)。そこまで自分で作るのかとツッコまれそうだけどこの際やるなら全部DIYでやってみたいなと思います。

何かを作るときは、その製作過程を想像しているときが一番楽しいという感覚が久々に舞い戻ってきたような気がします。童心に帰った気持ちです。まあ一番の問題は、それをやっている時間が全然ないってことなんですけど……。

2018年4月21日土曜日

スタジオ作りました

twitterのほうではちょこちょこ書いていたのですが、プライベートスタジオを作りました。詳細はこちら

元々仕事をするだけのスペースが欲しいということで今の場所に越してきた訳で、年末頃から少しずつ準備は始めていました。先日やっと録音ブースとキューシステムなどの音声系のセッティングが整ったのでひとまず稼働できる状態になりました。

ブースはこんな感じ

録音ブースは約1畳でそんなに広くはないけれどヴォーカルならちょうどいいサイズ。遮音性能はDr-35。元々静な場所の中に設置しているので基本的に24時間録音可能です。特に夜中に急にダビングしたくなるときがよくあったので非常に便利になりました。



コンセプトは『録りの段階で売り物レベルのクオリティ』になることです。基本録り専。メインマイクは言うまでもなくManleyのCardioid Reference Microphoneです。コレはもう結構前から私物として持ってたんですけど、いままではスタジオもなかったし使うに使えなかった。ド王道のヴォーカルサウンドは大抵いけます。サブでGrooveTubesのmodel 1B-Tube1B-FETもあって、もっと荒れた音が欲しいときはこっち。(Tubeのほうは佐藤さんからの借り物。ついでに言うとリフレクションフィルターとEchoProも貰い物)




アウトボードは基本マイクプリだけですが、卓から引っこ抜いたオールドのNeveとAPIがあるので定番どころは抑えてあり、音のキャラを選べつつ、きっちりとスタジオクオリティーになっています。GrooveTubesの純正プリのthe Brickもあるのでこれをマイクプリとして使うこともあります。レベル叩き用の1176はそのうち実機買うか自分で作るかも…。

デスク周りはこれといって特別なことはしていなくて今までと殆ど変わってません。オーディオIFがRMEのFireFaceで、モニターがeve audioのSC204。自作のモニターコントローラー(MC4)を追加したぐらいですかね。これとRMEのTotalMixをうまく使ってブース内のキューシステムへ必要なchだけ送り返しています。モニターとAD/DAは正直満足していないので近いうちにグレードアップしたいなあと思っています。

それで、普段は仕事場として使うんですが録音は毎日やるかというとそうでもないし、近況的にしばらく籠もることもなさそうなので、月に4〜5日くらいは外貸しもやろうかなと思っています。歌だけでもハイクオリティーで録ってみたーい!という熱意のある方はお気軽にお問い合わせください。そろそろイベントの時期だしね。

2018年3月9日金曜日

Manley Reference Cardioid Microphone



実は結構前から持っていて、買ったのは2年くらい前。
仕事場としてスタジオを作ったのでやっと出番ができました。

とにかく歌を良い音で録りたいという気持ちがずっと前からあって、この1本!というマイクを長いこと探していました。これまでは録音のたびにスタジオに行っていて、そのスタジオの常設されているマイクの中でとりあえず無難なものを選ぶというやり方。だからその度にマイクもHAも変わるものだから音も変わってしまっていて。悪くはないけど漠然としてました。一応U87も持っていたし、決して悪い音じゃなかったんだけれど自分が欲しい音かというとそうでもなかった訳で……。

以前オールドのU67で感動したことがあったので、やはりここはFETじゃなくて真空管マイクだろうと踏んでいました。なので最初から真空管タイプだけ探すこと数ヶ月。でも中々ピンとくるものがなかなか見つからなくて、半端なものを買うくらいならオールドのマイクのほうが良いと思い始めた頃……そんな時にたくまるさんから「Manleyのマイクすごくいいよ!」と教えてもらいました。国内のスタジオで置いてあるところが全然ないし、情報も少ない。とりあえず実機で聴いてみるのが早いと思い某店で実際に試すことに。試聴のときはいわゆる現行のNeumannやオールド再現系の真空管マイクと同時に比較したんですが、なんというかこのマイクだけ格が違った。ハイファイなんだけれど太さも力強さも兼ね備えていて……それでいてハイがスムースなのでシビランスが痛くない。このマイクの音だけ輝いているようだった。そんな訳でその後即購入。

決め手は「このマイクならオールドのマイクにも勝てる!」と直感で感じたところ。例えばU67なんかだと音量があってピークが入ると太さと同時に艶が出るような質感になるんだけれど、まさにそれに近いものがあった。それでいて解像度も抜群なので、口や喉、鼻のニュアンスもしっかり取りこぼさないで拾ってくれる感じ。(これは歌が上手くないと逆に怖い部分でもあります)真ん中に定位させるサウンドならばEQなしで軽くコンプをかける程度でしっかりと“売り物”の音になってくれます。

この音色のトータルバランスが本当に良くできている。実を言うと真空管タイプでもハイファイなだけでハイが尖ったままシビランスがきついような音になってしまうようなものが多くて、SoundeluxeのU99なんか特にそうだった。全然よくない。(HAのインピーダンスを目一杯落とせば丸くすることはできる)だけどこのマイクの音は星の輝きのようで滑らかさとスピード感を両方持ち合わせている感じ。女性ヴォーカルならコレだ!

まあ買った直後に色々あって長いことちゃんと使ってあげられなかったのだけれど、プライベートスタジオの録音環境も整ったことだしこれからは出番が増えていくんじゃないかと思います。

Neumannの現行品買うならこっち狙うほうが絶対おすすめ!(代理店のまわしものではない)