2020年6月1日月曜日

ストラトを自作しました

唐突ですが、自粛中暇だったのでエレキギターを作りました。


今回作ったギター


こんな感じです。見た目は普通のストラトキャスターですね。

とりあえずデモ録りから本チャンまで普通に使えるギターを目指しました。





スペックはこんな感じ。

ボディ:アルダー2P
ネック:メープル+ローズウッド Cシェイプ太め
ペグ:Gotoh SD91
ブリッジ:Wilkinson WV6SB
PU:atTuning製 アルニコ2シングル*3
塗装:硝化綿ラッカー100%


木工は1から全部やった訳ではなく、ネックとボディはNC上がりの半加工品を工場から買いまして、自力でサンディング&木地調整〜塗装まで一通りやるという感じでした。塗装はすべて硝化綿ラッカーでやったので、超極薄塗装になっています。(ちょっとぶつけただけで欠ける)


ヘッドのロゴは自作デカールで


パーツ類の選定は基本安くて頑丈なヤツ、ということでペグはド定番のGotoh製SD91といういわゆるクルーソンタイプ。

ストラトの肝ともいえるトレモロブリッジはWilkinsonのWV6SBを採用。WilkinsonブランドでGotohがOEMしているVSVGというモデルがありますが、それの廉価版といったところ。サドル以外の構造はほぼ同じです。

採用理由としては約5000円ほどで購入できて値段が安かったことと、ヴィンテージタイプのマウント穴(11.2mmピッチ)だけど、サドルは10.8mmピッチという狭くも広くもないちょうど良い設定だったから…という理由です。アームがねじ切りタイプではなくプッシュインタイプですぐに外せるところも使い勝手がいいので。


WV6SBのブロック


トレモロの構造がストラトタイプの音に深く関わっているというのは周知の通りですが、このWV6SBもヴィンテージFenderのように大きなスチール製のブロックがついてます。(安物は薄いダイキャストであることが多い)ブロックの弦を通す穴に角度がついており、サドル部分で適度な角度がつくように設計されているのと、ブリッジのマウント穴が6弦以外楕円形になっていて摩擦(チューニングの狂い)を減らすようになっています。


ミドルポジションは逆巻になっている


ピックアップはat tuningさんのアルニコ2磁石を使った3シングルPU。これも当初はハンドメイドだけど安いから……という理由で採用したものでしたが結果は大正解。中域のコリっとした部分が心地良い音で使いやすく、ミドルピックアップが逆巻になっており、ハーフトーンの位置でハムキャンセルされるというすぐれもの。

結果的にブリッジが比較的ブライトだと言われているWV6SBに磁力が弱いアルニコ2の組み合わせなので適度に角が取れて良い具合のエッジ感になりました。

ちなみにコントロールは1V1Tと5wayスイッチで、リアトーンは使いづらいのでダミーにしてあります。5wayスイッチはリアだけ配線を変更していて、リアシングルではなくフロント+リアのミックスになるように配線しています。元々線が細く使いづらいストラトのリアが使えなくなる代わりに実用的な音色が1パターン追加できます。

自分はギタリストではないのでメイン・ギターというにはアレだけどなかなか良いギターになりました。

反省点としてネックポケットを浅くしすぎて、弦高があまり上げられない状態なのでこれから微調整しながら使っていこうと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿